あんざい通信コラム オフィスレイアウトの基本と最適なレイアウト

オフィス自体のあり方が大きく変化している今、誰もが快適に働けるオフィスレイアウトとはどういったものなのでしょうか。今回はオフィスの最適レイアウトについてお話しさせていただきたいと思います。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、オフィスを移転する企業、あるいは、移転はしなくともテレワークの導入によりレイアウトの変更を検討している企業は多いのではないでしょうか。
ただ、出社する人数が減ったからといって単純にオフィスを縮小すればよいわけではありません。ソーシャルディスタンス・飛沫対策・空気の循環の三つの側面から、最適なレイアウトを考えていく必要があります。

■ 座席配置は広く設置
まずは、直接飛沫を浴びないように、オフィスのレイアウト設計は座席の間隔を広くとることを意識します。対面の配置でなく横並びであっても、座席の距離を1メートル以上あけて設置しましょう。
■ 基本は対角や横並びに
さらに、飛沫感染を防止するために、仕切りがない状態での対面のレイアウトは避けます。基本的には、対角、もしくは横並びに座席を配置しましょう。
正面から対面することのない配置にすることが重要です。
■ 人員配置の距離を考慮
飛沫感染を予防するには、社員同士が常に2メートル以上の距離を開けることが理想です。しかし、オフィスの広さの都合もあるため、デスクの距離を2メートル以上開けることが無理な場合は仕切りを設置しましょう。

弊社のお客様が実際にレイアウトに取り入れている配置例は以下の通りとなります。
1:背面式
2:かざぐるま型
3:小さな個室
4:デスクを一方向に向ける
5:向きを交互にする
大きくレイアウトを変えるより、現時点で可能な配置変更でもアイデア次第で十分にカバーできると感じます。

これからのオフィスレイアウトに求められるのは快適さと感染防止対策の両立。

常に社員全員が集まるのが当たり前だったオフィスですが、コロナ禍においては、感染対策もあり、必要に応じて出社する場所へと変わりつつあります。そのため、レイアウトに対する考え方も以前と同じではなく、快適さを重視しつつも感染防止対策を同時に実現させなければなりません。
今回ご紹介したさまざまなレイアウトのメリット、デメリットを考慮して、自社にとって最適なレイアウトの実現を目指しましょう。