フードコーディネイター佐々木晴美 「食」のコラム 彩りの工夫で「小さな幸せ」

 

コロナ禍で私たちの生活はずいぶん変わりました。

外食より中食、お取り寄せやテイクアウトが増えましたね。

近年冷凍の技術も進み、美味しいものが、美味しいまま、冷凍され家庭にも届くようになりました。

私もそれらを利用することが増え、おうち時間を存分に楽しんだりしながら2年を過ごしています。

その際、お皿のマジックは凄いと思っています。

人は五感で美味しいを判断していますが、特に視覚で感じる部分が大きいので、少し一工夫してみてはいかがでしょう?

例えば、スーパーで買ってきたお惣菜も、そのまま出すより、盛り変えてみては?好きな器に、お皿の余白を意識して丁寧に盛り付け。

彩りも大切にし、最後にあしらいのものを乗せてみるとこんなに美味しそう。パーティーだってできそうです。

私たちは365日3食を食べているとすれば1年で1095回の食事をすることになります。

できれば1回でも多く、「美味しい」を感じて小さな幸せを感じたいものです。

 


 

フードコーディネーター
Lapis 佐々木晴美

hal-lapis@nifty.com

日本デザイナー学院・インテリア科卒業。
フロアー空間やショーケース、イベントのディスプレイに加え、メニュー開発・レシピ提案・市場調査・パッケージのデザインまで手がける。シンプルな食材でシンプルに表現し、心を豊かにする五感に訴える食を提案。
特に視覚に訴える器や盛り付けまでトータルプロデュース。